児童虐待の解決策は 「 拠り所 」 作り ？

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表面上のことだけ見てみても・・・

子どもにとって親は最後の最後の命綱！！


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　　　　　　　 　おはようございます。
　 平成27年09月28日(月)・記事投稿時刻07時30分
　　　 ＯＰＥオーナーの難破銀治でございます。


今日もまた私の寝言でございます。児童虐待によって我が子を死に至らしめた親の裁判のニュースが流れていました。この種のニュースを目にすると、いつも「児童虐待」のことを考えてしまいます。
私が教員をしている時からこの問題はあって、未だに発生件数が減ることはありません。 虐待をしてしまう親たちとも数多く関わりました。一概には言えないかもしれませんが、児童虐待をしている親たちにはいくつかの共通点があります。 私が関わったケース内でのことですので正式な見解ではありませんが。

まず、虐待をしてしまう親の大半は自分も幼少の頃、親から虐待を受けていたという過去を持っています。 自分の辛かった経験から、我が子だけは幸せな思いをさせてやりたい、不自由な生活をさせたくない、他の子とひけをとらない立派な子に育てたい、という強い思いのある種の反動だと私は分析しています。 ですので、虐待をしてしまう親というのは表面上はそう見えなくても、一般的には普通の親より教育熱心な人が多いのです。 躾についても人一倍厳しいのですが、残念ながらその厳しさや熱心さが間違った形で子どもになされてしまいます。 自分も幼少の頃そうやって躾られてきた人が多いので、躾とはこういうものなのだということで、本当の躾というものをを知らないで親になってしまうんですね。

また、虐待されていた子どもにもある種の共通点があり、ほとんどの子どもはひじょうにシャレた名前(ある意味変わった名前)がつけられています。 子どもの名前というのは親の子どもへの思いや期待の現れでもあるわけです。 他の子どもにひけをとらない名前。これはまさしく親の子どもへの愛情のひとつなのです。 しかし、子どもが自分の意にそぐわない行動をしてしまうと「これだけお母さんがあなたのことを思っているのにどうしてあなたはお母さんの気持ちを理解してくれないの！あなたにだけはお母さんが子どもの時のようなつらい思いをさせたくないのよ！」となってしまい、自分が虐待を受けていたことがフラッシュバックしてしまい、気がついたら子どもを殴り続けていたというケースが多くありました。これはもうまさしく「悪の連鎖」なんですよね。

私は「虐待が虐待を生む」と思っています。 「酷い親だな」だけでは済まされないかなり根強い奥深いものを追及して理解して方策を考えなければ、児童虐待の解決策は見出だせないと思います。 子どもにとって実の親から暴力を振るわれ物扱いされることは相当なショックであり、立ち直れない子どもも多くいます。 子どもにとって親は最後の最後の命綱なのですから、その親からそういうことをされるのは「もうこれで人生終わり」「天涯孤独」という思いを子どもが持ってしまうのは当然なのです。 特に日本の子どもはそうなってしまうケースが多いのです。 欧米諸国にも当然児童虐待はあって、日本の子どもたちと同様の被害を受けている子どもたちがいっぱいいます。

しかし、欧米諸国のそういった子どもたちの多くは比較的しっかり立ち直っているのですね。 それはなぜか。私なりに考えてみたのですが、そこには宗教的な問題もあるように思うのです。 日本の子どもの場合、最後の命綱である親に見捨てられてしまうと、分かりやすくいえば「もう終わり」ですよね。 しかし、欧米諸国の多くは親が自分のことを見捨てても最後には「神」が私を守って下さるという、いわば「拠り所」があるからなんじゃないかなと私は考えています。かなり重たい問題ですが本質深くまで掘り進まなければこの問題は解決しないと私は思います。


　　

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